この記事の監修者
仲間 幸所有資格外壁アドバイザー
外壁塗装会社で営業を15年経験。その後、独立して外壁塗装専門の 一括見積りサイトを立ち上げる。
外壁塗装用の塗料の種類と特性について
日本の気候は温暖で住みやすいと言われますが近年は地球温暖化の影響もあり夏の気温は上昇する一方です。
もともと湿度が高いうえに気温も高くなり日常生活での疲労度も上がっているような状況です。
人体への影響はもちろん気温の上昇や高湿度の自然環境は住宅の外装にも大きく影響をしています。
紫外線の影響とともに高温高湿の環境に置かれ住宅の外壁や屋根の部分に塗ってある塗装は劣化していきます。
環境が変化したことで外壁塗装の塗料も耐久性の高いものが求められますが外壁用の塗料には種類があります。
種類と特性を簡単に説明したいと思います。
シリコン系塗料 耐久性・耐候性に優れコスパの良さから現在多くの住宅の外壁塗装に使用されています。
フッ素系塗料 シリコン系よりもさらに撥水性に優れた性能を持つ塗料で光沢があり外観的にも綺麗な仕上がりが可能です。
反面コストが高くなるため一般的な住宅にはあまり適していません。
このほかアクリル系塗料・ウレタン系塗料もありますが使用件数は現状少ない状況です。
外壁塗料は油性?水性?それぞれのメリット・デメリット
外壁用の塗料の種類を先ほど紹介いたしましたが、外壁塗装の作業中は有機溶剤(シンナー系)の臭いが強くて不快になった経験はありませんか?
外壁用の塗料に含まれる有機溶剤は人体にもあまり良いものではありませんが塗料の耐久性が高いことから使用されてきました。
油性塗料と言われる有機溶剤が含まれた塗料に対して有機溶剤を含まない水性塗料が最近は増えてきています。
水性塗料のイメージは臭いがなくてコストが安い反面耐久性が低いと考えられていました。
が塗料メーカーの技術・知識の向上によりその性能は格段にアップしています。
さすがに油性と同等の耐久性があるところまでは向上していませんがコストバランスを考えれば水性の方がメリットがあるように感じます。
外壁塗装リフォームの際は業者に相談し水性・油性どちらでリフォームするか検討してみてはいかがでしょう。