この記事の監修者
仲間 幸所有資格外壁アドバイザー
外壁塗装会社で営業を15年経験。その後、独立して外壁塗装専門の 一括見積りサイトを立ち上げる。
外壁塗装における下塗り、中塗り、上塗りはそもそも役割や材料が違う
外壁塗装工事では、塗料を下塗り、中塗り、上塗りと3つの工程に分けて塗料を塗っていきます。
中にはなぜわざわざ3回に分けて塗料を塗っていくのかと疑問に感じる人もいますが、実はこの下塗り、中塗り、上塗りというのはそもそもの役割や材料が違うのです。
例えば、下塗りと呼ばれる作業の役割は中塗りや上塗りなどの一番外から見える塗料をしっかりと外壁に密着させるための役割を持っています。
そのため下塗りには塗料と外壁とをつける作用を持っているシーラーやフィーラーなどといった下塗り剤が使われるのです。
では中塗りはどのような役割なのかと言うと一番外側に来る上塗りをより綺麗に仕上げるための役割を持っています。
使う塗料は実は上塗りと同じなのですが、中塗りをしておくことで、塗料が均一にむらなく仕上げるようになり、さらには強度も強くなると考えられているので、この工程は実は非常に重要な工程にもなるのです。
そして残る上塗りはどのような役割を持っているのかというと外壁を外から見て綺麗に見せるためのいわゆる仕上げの役割を持っています。
先ほども解説したようにこの上塗りでは中塗りと同じ塗料を使うのが基本です。
このように外壁塗装の下塗り、中塗り、上塗りというのはそれぞれ違う役割を持っていますのでどれも外壁塗装には欠かせない工程だと言えるのです。
下塗り、中塗り、上塗りの工程が無い外壁塗装業者には注意
ここで解説してきたように外壁塗装を行っていく上では、下塗り、中塗り、上塗りの工程はそれぞれの役割が違うためどれも必要な工程だと言えます。
しかし、外壁塗装業者の中にはこの3つの工程を守らない業者も存在するのです。
例えばよくあるケースとして、中塗りを飛ばしてしまうというケースがあります。
中塗りの工程を抜かすことで塗料の費用を節約して大きな利益を栄養というのが主な目的だと考えられていますがこれには注意が必要です。
なぜなら中塗りの工程を飛ばしてしまうと仕上がりが綺麗にならないことはもちろんのこと、外壁塗装の耐久年数が大幅に減ってしまうこともあるからです。
そのため外壁塗装業者に工事を依頼する際には、確実に下塗り、中塗り、上塗りを行っているかどうか確認を取りながら進めていくことおすすめします。