この記事の監修者
仲間 幸所有資格外壁アドバイザー
外壁塗装会社で営業を15年経験。その後、独立して外壁塗装専門の 一括見積りサイトを立ち上げる。
外壁塗装つやについて
外壁の汚れや劣化から外壁塗装を行う時に塗装につやがある方がいいのかどうかについては意見が大きく分かれます。
この場合のつやというのは太陽光や照明が当たった時に光を反射してキラキラして見えるのがつやありで光をほぼ反射しないような外壁をつやなしとしています。
どちらにもメリットデメリットがあるので建物のデザインや見え方で判断をするのが良いと思います。
またつやありの中でも五分艶・七分艶と呼ばれる光の反射を少し抑えたものもありますので実際の見え方で確認が必要です。
つやという表現をしていますが実はつやには明確な基準・定義というものがありません。
定義を決めようとしたことも昔にはあったそうですが職人の間で浸透せず定義がないのが現状です。
が、つやあり・つやなしのある程度の目安になるものは存在いています。
外壁塗装につや消しがあり・なしの違い
外壁塗装のつやを測定するには光を60度の角度で差し込んだ時の正反射で反対側に届いた量を数値化して表わします。
※光の力を100とし反射した光を光沢度(グロス値)として出しています。
これによると光沢度(グロス値)が70以上であればつやあり、60前後であれば七分つや、35前後であれば五分つや、5以下のものをつやなしとしています。
外壁塗装のつやありつやなしは塗料メーカーで製造した時点で決まっているためつやの状態を変えるには塗料を混ぜ合わすしか方法はありませんがそれぞれの塗料を購入するのが一番良いでしょう。
塗装の耐久性に関してはつやありの方が長く、つやなしの短くなります。
昔に比べると耐久性は向上していますが耐久性を優先するのであればつやありを選ぶようにしましょう。
つやあり・つやなしのメリット・デメリットについて最後に紹介しておきます。
つやあり
メリット:サイディングの凹凸が際立つ
新築と同じような輝きになる
汚れがつきにくくなる
デメリット:2年から3年でつやがなくなる
屋根に塗るとまぶしすぎる
つやなし
メリット:落ち着いた雰囲気になる
高級感がある
デメリット:汚れが付着しやすい
種類が少なく限定されやすい
地味に感じる