この記事の監修者
仲間 幸所有資格外壁アドバイザー
外壁塗装会社で営業を15年経験。その後、独立して外壁塗装専門の 一括見積りサイトを立ち上げる。
外壁塗装の工事では足場を組んだあと(養生シートで家の周囲を覆うため、家の中で過ごしていると息苦しさを感じることがあります。
ここでは外壁塗装工事中に換気がしづらくなる理由やその対策についてご紹介します。
外壁塗装工事中に換気がしづらくなる理由について
外壁塗装工事では高圧洗浄や下地調整の際に発生するほこりや汚れ、塗料の飛沫なとが周辺に飛ばないように家の周囲を養生シートで囲みます。
養生シートはメッシュ状になってはいるものの通常よりは風を通しにくくなるため、室内の空気が悪くなってしまうことがあります。
洗浄や塗装を行っている時は工事で発生した汚れが家の中に入らないよう基本的に窓を開けられないため、1日の中で窓を開けられる時間が制限されてしまいます。
その対策について
塗装工事中の臭いを抑える方法として水性塗料を使うことが挙げられます。
水性塗料は希釈剤に水を使用するため、外壁塗装の一般的なイメージであるシンナー臭を防ぐことが可能です。
ただ水性塗料は希釈剤にシンナーを使う溶剤系の塗料と比べると密着性や耐久性が低めになるとされていますが、最近ではそれをカバーできる水性塗料も増えてきています。
しかし水性塗料を使うからと言って臭いがゼロとなるわけではありませんので、多少の臭いは我慢する必要があります。
十分に換気することが出来ないことから工事中に家にいると喘息やアレルギー疾患などの持病がある人は症状を悪化させてしまう恐れがあるため、朝9時~夕方4時頃までの作業が行われている時は外出した方が良いでしょう。
換気がしやすいように窓を開けられる養生の方法を採用している業者もありますので、家族にアレルギーを持つ人がいる場合やペットを飼っている場合などは工事前に申し出ておくことをおすすめします。
外壁塗装の工事中は普段通りの生活が出来なくなるため、外出する予定を立てたり在宅の必要がある場合は換気しやすいようにしてもらうなどの事前対策が大切です。