この記事の監修者
仲間 幸所有資格外壁アドバイザー
外壁塗装会社で営業を15年経験。その後、独立して外壁塗装専門の 一括見積りサイトを立ち上げる。
外壁塗装と確定申告の知識
外壁塗装は修繕費用として経費に計上できます。
資産として所有しているアパートやマンションや店舗などの建物をメンテナンス・修理する場合は多額の費用がかかります。
外壁塗装も経費処理できます。
かかった費用をどういった方法で計上するかによって税金面で違ってきます。
費用計上する方法は次の二つです。
1番目は、修繕費です。
建物に維持・管理・原状回復を目的とするものになります。
2番目は、資本的支出です。
建物の価値や性能や耐久性を向上することを目的とするものになります。
事業用の建物の場合は、外壁塗装の必要な費用は確定申告をしなければなりません。
どういった目的で外壁塗装をしたのかによって申告方法が違います。
控除の方法も違います。
収めなければならない税金額が違ってきます。
一般的には外壁塗装する場合は建物の維持になります。
必要経費としては、修繕費として認められることが多いです。
目的によっては修繕費と認められないこともありますから注意したいです。
修繕費と資本的支出の違い
修繕費は工事を行った年度内に一括して経費処理できますが、資本的支出の場合は、耐用年数が10年ならば10年にかけて償却されます。
■修繕費
建物の管理や維持や現状回復を目的にするメンテナンスです。
具体的には建物の外壁塗装や畳の表替えがあります。
床の張り替えなど工事の内容によります。
建物が損傷した部分を修繕したり、災害などの影響で損傷した部分の修繕として実施されたものが修繕費として見なされます。
■資本的支出
外壁の耐久性を増加することでモルタル塗の壁をタイルに張り替える工事とか非常階段をあとから取り付けたり、事務所用に使っていた部屋を居住用にする工事などです。
こういった工事は、建物の維持管理や原状回復を目的にしていません。
建物の性能や価値や耐久性をアップすることを目的にしています。
修繕費ではなくて資本的支出と見なされます。