この記事の監修者
仲間 幸所有資格外壁アドバイザー
外壁塗装会社で営業を15年経験。その後、独立して外壁塗装専門の 一括見積りサイトを立ち上げる。
外壁塗装のコーキングとは何?
コーキングはシーリングとも言われて、外壁サイディングの継ぎ目を埋め込まれる材質のことです
サイディングの特徴はサイディングボードの境目の継ぎ目の目地があることです。
この場所や窓などのサッシの周りはシールと呼ばれるゴム状のものが埋め込まれています。
このシールがシーリングやコーキングを言われます。
新築をしたときにサイディングボードを張り終わった工事のあとに注入します。
最初はマヨネーズのような柔らかさです。
それを目地に注入します。
時間の経過とともにゴム状に固まるのです。
コーキングの時間による経年変化
紫外線が直接当たるので経年劣化します。
上から塗装をしませんし、シールそのものが剥き出し状態です。
とりわけ、家の北東方面から太陽光が強い南西方面の劣化は激しくなります。
雨水の浸入を防ぐ意味もあって、塗装する前にシールの打ち直し交換工事が必要になるでしょう。
そのことを「打ち替え」と呼ばれることがあります。
打ち替えをしないで外壁塗装をすることも可能です。
ですが、折角足場を組んで工事をします。
費用の加算はありますが、長持ちすることを考えたらばやっておくに越したことはありません。
コーキング・シーリング材には2種類あります。
■ウレタンと変性シリコン
変性シリコンの方がクオリティが高いです。
少し価格も高いですが、塗装を汚してしまう成分が入っていなければどちらでもいいようです。
変性シリコンはシールが剥き出しの状態でも、紫外線による劣化が少ないです
ウレタンの方は塗装との密着性に優れています。
■1液タイプと2液タイプ
1液タイプのシーリング材は、そのままガンにセットして注入します。
1本1本のカートリッジ式になっています。
2液タイプの場合は、二つの材料を混ぜて利用するようになります。
ガンに吸い込んで目地に注入する作業を繰り返します。